ネイティブ広告に関して思うところ

 

最近バイラルメディアネタとネイティブ広告ネタって結構ホットで色んなメディアやらブログやらでこぞって取り上げられてる印象。

Gunosy、ネイティブアドを10月提供 - 1万PV保証で価格は120万円から | マイナビニュース

グノシーもネイティブ広告を始めるとか。もともとグノシーはインフィードでクソみたいな広告を掲載していたのでこいつはさすがに紛らわしいだろどうなんだろと思っていたら、リンク先までアプリ内にして余計に紛らわしい広告を始めるようです。

一般記事と同じ挙動で記事が公開されるため、ターゲットユーザーへのブランドや商品の理解促進効果が通常広告よりも高いとしている

そらそうだよ、広告だと思わないで見てる人がほとんどなんだから。

 

ことネイティブ広告に関しては業界のエライ人なんかが、「ネイティブ広告とは!」なんて感じでひたすら定義を繰り返しているようだけど、その実バナーと比較すると広告と認識できない広告が溢れるわけで、らばQなんかがやってる記事広告みたいなものが量産されるんだろうと認識してます。

らばQ:広告

どうやらこれが記事広告カテゴリの一覧なんですが、内容はまぁ酷い。広告ってわかるのはページの一番下のタグだけで、他は普通の記事と一緒。姑息なのが、その割にはクライアントへのリンクをnofollowにしてることで、単純に金もらわないで記事書いてるだけだったらnofollow付ける必要なんかないんだから金もらってますって言ってるようなもんじゃないか。

ちなみに、らばQとロケットニュースは記事広告やろうとすると大体セットで代理店が提案してくるし、価格も割りと安いので両方のサイトに同じネタが上がってるということが多い。

なんで広告だってわかるのかというと、両サイトともライブドアニュースに記事提供してるんだけど、ライブドアニュースには記事広告は掲載されない。だからライブドアニュース内のロケットニュースのRSSとロケットニュース本体のRSSを見比べるとどれが広告かわかるって話。

「ロケット編集部」担当の記事 | ロケットニュース24

一応ロケットニュースは記事広告の著者が「ロケット編集部」になっているのでわかる。これがネイティブ広告の姿なんだろうかなーなんて、思っちゃうわけ。まぁこの2サイトはちょっと極端な例かもしれないけど。だから偉い人が、「こんなのネイティブ広告じゃない!」って言うかもしれない。言ってくれたらまたそれはそれで面白いわけだけど。

 

じゃぁこれからネイティブ広告はどうなるんだろうかって話を考えると、さんざんネット業界の人たちがこねくり回して各メディアが商品化して売り始めて、いやぁ、ネイティブ広告、最近効果いいんすよー。とか代理店の営業がドヤ顔でクライアントに吹き始めたぐらいのタイミングでどっかのメディア(美容系と想定)がクソ紛らわしくて、かつ大拡散するようなネイティブ広告を掲載した挙句、わりとフェイタルな健康被害かなんかが発生して苦情が殺到し、規制強化ってオチが待ってるんじゃないかな。

かつてのステマ騒動で食べログ(カカクコム)がメディアからわりと悪意ある報道をされたように、テレビがこぞって取り上げて、広告市場から健全なネイティブ広告まで根こそぎ無くなっちまうみたいな未来が見えたりもする。煽り食らってト○ンダーズみたいな会社が傾いたりするんだろう。

そうならないように(トレン○ーズは無くなっても構わないけど)、ガイドラインとか決めてるんだろうけど、広告ってページのどっかに5ptぐらいで書いときゃオッケーみたいなザルガイドラインにならないことを祈ります。

やっぱいくらネイティブって言ってもインフィードで流すのは構わないけど記事タイトルに「PR」は付けないとダメなんじゃないかなと思うんだけどなぁ。それじゃネイティブにならないって?そりゃ媒体側のエゴだよ。